第2の人生の構築ログ

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【旅行】南紀(和歌山)旅行2日間の1日目 2023年1月〜熊野本宮大社、湯の峰温泉、熊野古道の宿 霧の郷たかはら

2023年1月に熊野三社、「熊野本宮大社」、「熊野速玉大社」、「熊野那智大社」を巡ることをメイン目的に南紀旅行を企画しました。"初"和歌山県です。なぜ熊野だったのかは以前の記事で先に記載しておりました。

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比較的ゆっくりと白浜に入り、午後は白浜周辺でゆっくり過ごし、2日目に最低でも「熊野本宮大社」を巡り、夕方の便で帰るというのが当初の予定でした。
ところが、10年に一度の大雪にあたってしまい、雪は1日目夕方から降り始め、夜間降り続け、翌日は結構な積雪が残ったことにより、2日目の移動に大きな制限が入り、また、飛行機も欠航、当初の1泊2日の予定が2泊3日となってしまった旅行となりました。。

[09:00] 自宅出発、羽田から南紀白浜空港へ

天気予報では1日目、2日目も雪、しかもそれなりに降るということが予想されており、事前にレンタカー屋さんにタイヤの雪用対策(スタッドレス、もしくは、チェーン)をとれないかと相談していたのですが、準備できないということで一抹の不安を抱えながらスタートすることとなりました。
当初、車、もしくは、電車でいくことも検討していたのですが、陸路の場合、東京からだとそれなりに時間がかかりそうですので、東京<=>南紀間は飛行機を使うことにしました。

羽田<=>南紀間は JAL が1日4便往復しています。今回は2便目(羽田11時40分初)で南紀へ向かいます。フライト時間は約70分になります。飛行機は予定通り羽田を出発はしたのですが、南紀白浜空港強風のため、羽田に引き返す可能性もあり、ということで何かと波乱を予感させるスタートです。。

風も強く、雨が少し落ちてきている状況でしたが、パイロットさんがうまく着陸させてくれ、羽田に引き返すことはなくなりました。ありがとうございます。。
しかし、上空から見ていても海がきれいです。

[13:30] 中華そば丸田屋 南紀白浜点で和歌山ラーメン

南紀白浜空港到着後、レンタカー屋さんで車を借り、食事に向かいます。

恥ずかしながら和歌山ラーメンの存在を知りませんでした・・・豚骨醤油ベースのラーメンということで、遅いお昼となりましたが、空港近くの丸田屋さんに駆け込みます。和歌山の老舗「井出商店」で修業をした丸田さんが創業した丸田屋さん。和歌山生まれ和歌山育ちのラーメンチェーン店のようです。

九州育ちのため、こってり豚骨には馴れています。そこまでこってりという感じまでもなく、とても食べやすい豚骨スープだと思いました。麺もしっかりしていて、これは好きなタイプのラーメンです。何気にネギもおいしかったです。和歌山ラーメン、またいろいろと食べてみたいですね。

ちなみに、テーブルにお寿司(笹で巻いた鯖寿司)が置いており、これは勝手に取って食べて後で精算するルールらしいです。現場ではそのルールを理解しておらず、、ちょっと怖くて手をつけられなかったのですが、折角なので食べておけばよかったと後で後悔しました。。

駐車場から見える海です。いやぁ白波たってますねぇ。。雪の降る前には強い風が吹くと言われますが、まさにその流れでした・・・

雪の降る前に!と、当初の予定を変更してラーメンを食した後、すぐに熊野本宮大社を目指します。

[15:30] 熊野本宮大社

白浜から1時間とちょっと、約55kmで熊野本宮大社に到着です。ちょうど一山越えてくる感じでした。

熊野本宮大社については、先に既に記事として書いておりましたので、そちらも参照ください。再掲となりますが、以下になります。

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改めて、田んぼの中に現れる鳥居、これインパクトありますね。

息子の厄払いを行ってもらっている間についに小雪が舞い始めました。チェックインの時間の報告も兼ねて、宿泊先の宿に電話したところ、暗くなる前に来た方がいいでしょう、と。滅多にないことなので、明日はわからないが、明るくなれば動けるのではないか・・・ということで、とりあえず宿を目指すことにします。

[17:05] 湯の峰温泉、世界遺産の温泉 つぼ湯

と、熊野本宮大社のホントお隣に世界遺産の温泉のつぼ湯があると聞いていたので、おそらく明日はこっちにこれないだろうと、宿に行く途中に寄り道をすることにしました。

温泉街って独特の雰囲気があって好きなのですが、いや、この雰囲気ですね。尚、この湯の峰温泉は、西暦23年に発見された日本最古の温泉だそうです。

この川沿いに「湯筒」と言われる90度の温泉が湧き出ているところがあります。

これ以前何かの番組で見たことがあり、ここで卵をゆでたり、野菜をゆでたりして食することができます。ゆで卵を食べたかったのですが、先を急ぐ必要があったので涙をのんで写真だけにしました。

湯の峰温泉と言うと、「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産に登録されている温泉、「つぼ湯」が有名です。入浴できる世界遺産はここしかないそうです。
湯船の底から温泉が自然湧出しており、日によって7回湯の色が変化すると言われている不思議な温泉でもあります。

階段を降りた先にある小屋のようなところの扉の中が「つぼ湯」になります。

扉を開けた後のこれだけのスペースになりますが、何とも趣のある温泉です。

湯の峰温泉自体はそこまで広いエリアという訳ではないと思うのですが、何とも見どころが凝縮された興味深いところです。泊まりがけでまたゆっくり着たいなと思えるところでした。

[18:04] 熊野古道の宿 霧の郷たかはら

本日のお宿、熊野古道の宿 霧の郷たかはらへ向かいます。既に道路も薄らと雪がかかるようになっており、ヤバイ雰囲気です。。熊野本宮大社、湯の峰温泉から白浜に戻るような感じで1時間、本日のお宿、霧の郷たかはらに到着します。

辺りはすでにまっくらで、山道をずんずんと登り、ホントにこっちで良いのだろうかと思ったところでお宿の明かりを見ることができました。

kirinosato-takahara.com

妻がこの宿を抑えておいてくれ、私自身はどういうところかよく把握せずに訪れたのですが、ちょっと変わった雰囲気で、不思議で、特徴的なお宿でした。女将さん(でよいのでしょうか。。)の気っぷも良く、宿の作り、お料理、いろいろなところにコダワリが見られ、ともて素敵でゆったりとできるところでした。
スタッフの方も親切で何とも癒やされます。

地元の食材を使った和洋折衷のディナーです。もちろん、おいしいのですが、あまり経験したことのない食事でともて楽しませてくれます。

関西ではよく食されるそうですが、私は初めて食べました。粕汁です。癖になりそうです。。まだ日本でも食べたことがないものがたくさんありそうです。。
外は強い風と雪、体が温まります。気に入りました。

ちょうどこの日はドイツ人の旦那さん、イギリス人の奥様、まだ小さなお子様のご家族(4連泊の最後の夜)と、息子と私の2ペアのみの宿泊でした。薪を焚くちゃんとした暖炉の前での、夜のひとときの図です。

スタッフさんにも海外の方がおり、お客さんも海外からの方も多いらしいです。女将さんのお話ではこの宿を始めたお爺さん(オーナーさん?)がバイタリティ溢れる方のようで、宿の作り、訪問される海外からのお客様、お爺さんの影響が大きいということでした。
東京に戻ってからサイトを見て気付いたのですが、なるほど、こういう方だったんですね。

オーナープロフィール

和歌山県南牟婁郡白浜町出身。英国やスペインで青年期を過ごし、帰国後は様々な職を経て熊野古道・中辺路の宿『霧の郷 たかはら』のオーナーとなり、宿の立ち上げから運営まですべてを手がける。長期にわたる海外生活中、世界中の人々と交流して培われたグローバルな感覚が、宿のインテリアから料理、宿泊者とのコミュニケーションにいたるまで、大きく影響を与えている。

霧の郷たかはら | 世界遺産・熊野古道巡りの宿

私は若い頃、米国、カナダをバックパッカー的な感じで旅していたときがあるのですが、このお宿の雰囲気、その頃を少し思い出しました。

さて、お宿は素晴らしいのですが、明日のことが気になって仕方ありません。このまま雪が降り続けば、明日はこの山から下りられるのだろうか・・・明日の飛行機は飛ぶのだろうか・・・

懐かしい感じのゆったりとした気持ちと、明日への不安が入り交じりつつ、二日目に続きます。