第2の人生の構築ログ

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Google Cloud Platform (GCP) 無料枠を活用する

クラウドコンピューティングのプラットフォームと言えば、AWSが有名ですが、Google Cloud Platform (GCP) もイケていると思います。どちらがどうと言うつもりはありませんが、ここでは意外と知られていないと感じる Google Cloud Platform (GCP) の無料枠について書いていきます。 (AWSにも同様な無料枠があります。)

無料枠にも2種類あります。 cloud.google.com f:id:dr_taka_n:20190320105105p:plain

  • 使い始めの1年間は300ドルの無料クレジットがもらえ、全ての機能を自由に使える枠(所謂、トライアルと言われる枠です)
  • 使用制限の枠内で無料の関連プロダクトが利用できる Always Free

1つ目のトライアルはわかり易いです。とにかく1年間は約3万円分自由に使っていいよ、というトライアル枠です。期間が終了した場合には、それまで使っていたリソースが一旦凍結されるような状態になりますので、うっかり課金されてしまうこともないので、一部のえげつないサブスクリプションモデルのサービスと違い、良心的です。

ちょっと分かり難く使うのに一歩踏み出せないのが2つ目の Always Free ではないでしょうか。 「関連プロダクト」?、「使用制限の枠内」?と。この Always Free はトライアル期間如何に関係なく利用できる無料枠になります。

以下は Always Free プロダクトの一部です。「関連プロダクト」(の一部)とざっくりとした「使用制限の枠」も確認できます。

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例えば、ストレージのサービス Google Cloud Storage (AWS でいうところの S3) には「使用制限の枠」を以下のように定義しています。

5 GB の Regional Storage(1 か月あたり、北バージニア [us-east4] を除く米国リージョンのみ)

5,000 回のクラス A オペレーション(1 か月あたり)

50,000 回のクラス B オペレーション(1 か月あたり)

1 GB の北米から全リージョン宛ての下りネットワーク(1 か月あたり、中国とオーストラリアを除く)

これ結構使えます。
クラス A オペレーション、クラス B オペレーション、と訳のわからない用語が出ておりますが、以下の料金ページで確認できます。

cloud.google.com

また、Google Compute Engine (AWS でいうところの EC2) などは、以下のようになっており、ちょっとした検証の実施、常駐プロセスを動かしておくのに便利で、無料で活用させてもらっています。

1 f1-micro インスタンス(1 か月あたり、北バージニア [us-east4] を除く米国リージョンのみ)

30 GB の HDD(期間合計)、5 GB のスナップショット(期間合計)

1 GB の北米から全リージョン宛ての下りネットワーク(1 か月あたり、中国とオーストラリアを除く)

利用している幾つかのプロダクトの利用例の記録を今後残していく予定です。