意外と知られているようで知られていない芸能の神様アメノウズメ(天宇受売命(あめのうずめのみこと))が祭られている佐瑠女(さるめ)神社に先日初めて、ようやくお参りすることができました。
佐瑠女(さるめ)神社の祭神であるアメノウズメ(天宇受売命)とは?
アメノウズメとはどのような神様なのでしょうか。
古事記、日本書紀に出てくる神様です。(伊勢に行かれる際には特に古事記は読んでおくと更に楽しめると思います。)
天岩戸(あまのいわと)神話が有名です。天照大神(あまてらすおおみかみ)が天岩戸に籠もった際、天照大神を天岩戸から外に出すために祭りを行い、その祭りで踊りを披露したのがアメノウズメです。その様子を見ようとした天照大神を別の力の強い神様が岩戸を開け、外の世界に戻したという話が伝わっています。
この話から、「芸能の祖」とされ、特に舞踊・演劇・音楽に関わる人々に信仰されるようになったようです。
その後、天孫降臨の際、邇邇芸命(ににぎのみこと)に同行し、猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)との交渉を行ったのもアメノウズメです。
その縁からアメノウズメと猿田彦大神は夫婦になったと伝えられており、猿田彦神社の境内に佐瑠女神社があるのはその理由によるもののようです。
ちなみに、佐瑠女という字は、後世使われるようになった漢字のようで、元々は、猿女君/猨女君(さるめのきみ)という漢字が使われていたようです。
佐瑠女神社は芸能・スポーツ関係をはじめ、技芸の上達を祈る方々の参拝が絶えません。また、天津神と国津神の仲を取り持たれた神様であることから、色々な良き御縁を結ぶ神様として信仰も篤く、多くの参拝者で賑わっています。
佐瑠女(さるめ)神社はどこに?
場所は伊勢神宮の内宮の近くになります。猿田彦神社の境内にあります。
事前に調べていた情報では、境内の中に別々にあったようだったのですが、隣り合わせで正面(左側)が猿田彦神社で右側が佐瑠女神社になっていました。
2024年11月4日から2025年12月末まで改修工事となっているようです。
この度、境内社の佐瑠女神社御社殿の御造営に取り組むこととなりました。 期間は令和6年11月4日より令和7年12月末を予定しております。 工事期間中は、猿田彦神社御殿内に「佐瑠女神社假殿」を設け、ご参拝していただけます。
芸能(藝能)お守り
縁結びの神様でもありますので、縁結びのお守りもあるのですが、芸能のお守りもちゃんとあり、とてもユニークな「うまくなる」シールもついています。
藝能の祖神アメノウズメノ命様のお力をいただき、日々の努力が形となりますようお祈りいたします。
"日々の努力が形と"、という言葉がとても素敵です。
シールは道具や楽器に貼り
とあります。娘は大分大きくなっていますので、ケースの裏にでもこっそり貼るのかなと思いきや、かなり目立つところに貼っていました。。
この藝能お守りは 1,000円になります。Amazon などでちょっとそれは・・・というお値段でだされているところもあります。以下の猿田彦神社で郵送でもお願いできるようですので、以下のサイトもご確認ください。