Andorid OS の次期バージョン Q (10) ですが、Google は Q3 (7月〜9月)にリリースするといっています。例年通りであれば今年も8月にリリースされるのではないかと思われるのですが、今回は端末識別子の取得に影響する "Android Q のプライバシーに関する変更点: データと ID に関する変更 | Android Developers" がありますので、影響を受けるアプリも多いのではないでしょうか。IMEI、Serial を使っているアプリはまだ結構残っているのではないかと。
現在β4まで進んでおりますが、Pixel 3 で Android β版を導入する方法をメモしておきます。
なお、どの端末でもβ版にアップデートできる訳ではありません。現状(2019/06/28)以下のサイトで確認できる21端末となっております。Pixel 3a も6月にはβ版対応がされるとアナウンスされていたのですが、まだラインナップされていないようです。
Pixel が日本でも販売されていることで、今年は例年よりOSのアップデート後にそこまで時間をかけずにアップデートする利用者多くなってくるのではないでしょうか。
ちなみに、当然ですが、ベータ版へのアップグレードはテスト目的で、どうなってもいい端末でやった方がよいと思います。。アップデート後、動作しないアプリも多いでしょうし、正式版に戻すとした場合にはデータがキレイさっぱり消されます(初期化されます)。
作業はそんなに難しくはありません。
- ベータプログラムのページにアクセスし、アップグレードするデバイスの登録を行う
- ベータ版へのアップデート
の2つです。
1. ベータプログラムのページにアクセスし、アップグレードするデバイスの登録を行う
アップグレードを行うモバイル端末でブラウザを使って直接アクセスします。( https://www.google.com/android/beta ) Google アカウントでログインしていない場合は、ログインします。
(モバイル端末で直接アクセスするのは必須ではないです。PC/Mac のブラウザからでも問題なく、Google アカウントに紐ついている端末の情報が対象デバイスとして表示されます。)
概要の記載があり、その画面を下の方にズリズリと下がっていきますと、登録可能なデバイスとして、現在作業をしている Pixel 3 を確認できます。「登録」をタップします。
チェックボックスにチェックを入れて「ベータプログラムに登録」をタップします。デバイスでのこの後のオペレーションの説明が記載されています。「OK」をタップしてベータプログラムページでの作業は完了です。
2. ベータ版へのアップデート
登録後の画面のメッセージあったように、「設定」->「システム」->「詳細設定」と進みます。「システムアップデート」に"アップデートを利用できます"とありますので、タップします。(ベータ版がアップデートにくるのに少し時間がかかります。)
少し危なそうなメッセージがありますが、これがベータ版の配信となります。"Android Q (QPP4.190502.019)" となっています。「ダウンロードとインストール」をタップします。
以下の画面になったところで再起動をかけるとベータ版へのアップグレード完了です。
ちゃんと10になっていますね。
ベータ版から正式版への戻し方
ベータ版から正式版に戻す方法です。
FAQ の「登録を解除して一般ユーザー向けの正式版 Android に戻すにはどうすればよいですか?」に記載があります。リンクが入っていますので、解除したい端末で直接以下のページに入って操作した方がいいと思います。
https://www.google.com/android/beta?hl=ja#faq
最初に、Android ベータ版を実行していることをご確認ください。デバイスを表示して、ベータ版を削除するデバイスを探し、[登録を解除] をクリックします。24 時間以内にそのデバイスにアップデートが配信されて、ユーザーデータがすべて消去され、動作が安定している最新の正式版 Android がインストールされます。 登録を解除して以前の一般ユーザー向けの正式版 Android に戻す際に、デバイスに保存されているデータがすべて消去されます。バックアップの復元中に問題が発生する可能性もあります。
しばらく待っていると、「システムアップデート」にアップデートがきます。
以下で正式版 Pie (9) に戻せます。
「ダウンロードとインストール」をタップして正式版に戻します。
一昔前からするとベータ版の導入と戻しも大分楽になりましたよね。