訪問は今年5月だったのですが、書くタイミングを逃しており、今日になってしまいました。サグラダ・ファミリア編に続いてグエル公園編です。
公園自体がアントニ・ガウディの作品であるグエル公園です。バルセロナの市街を一望できる高台にあります。
バルセロナはほどよい距離感に観光名所が集まっており、電車、バスを使って効率良く回れると思います。ただ、人気のある観光スポットは事前に予約を入れておかないと、当日分のチケットがなく入れないことが多いので注意が必要です。といいますか、基本、事前に予約をとっておく意気込みで回った方がよいと思います。私みたいに事前に予定をフィックスできず、空いた時間を狙って観光名所を回るパターンの方にはツライところです。
そう、このグエル公園もまさにそのパターンにハマってしまい、グエル公園といったらトカゲですが、そのトカゲのいる有料区域には入れず、無料区域だけを散策しました。しかしですね、負け惜しみではないのですが、このグエル公園、無料区域だけでも充分楽しめるところです。(ちなみに、ガウディさんと同時代でよく比較されるモンタネールさんのカタルーニャ音楽堂も入れませんでした・・・)
この奥にあの有名なトカゲがいるはずなのですが・・・
この正門から先は有料区域でチケットを持っていない私は入れません。諦めてこの正門を右の方へ行きますと、公園一帯をお散歩できる遊歩道のようなものがあります。
グエル公園の地図です。灰色の部分が確か有料区域で、無料区域だけでも公園全体を回れることがわかります。
公園を右の方から回っていきますと、まず目にするのがこの石のアーチです。地図の⑬、⑭、⑮のところに Viaducte (高架橋)と書いてあるのですが、石の高架橋です。個人的にとてもインパクを受け、とても気に入りました。上は通路になっています。
いや、これは圧倒されました。普通に通路としても機能しています。
まるでアミューズメントパーク、テーマパークのようなこのグエル公園は、元々グエルさんとガウディさんが組んで自然と調和した理想の住宅地を作ろうということで進められたものでした。結局売れた住宅は2戸だけで、買ったのはグエルさんとガウディさんだけというオチなのですが、先進的過ぎたのでしょう。
石のオブジェのようなものを眺めながら更に登っていきます。
地図の⑰の Mirador Joan Sales まで登ってきました。バルセロナの街、地中海を望む絶景です。ガウディさんのサグラダ・ファミリアも見えています。
ちょっとした山登りをした後、中央広場を外から眺めました。地図の⑤ Placa de la Natura です。チケットがないと中に入れないのです。見てるだけ・・・という感じです。
公園の中にあるガウディさんの家にも立ち寄りました。地図で言うと⑦ Casa Museu Gaudi です。1906年から1926年の20年間住んでいた家になります。家の敷地内に中に入るのは有料で、以下の写真はチケット購入後、中に入った後の写真です。あまりガウディさんのイメージとは合わないピンクっぽい外壁のかわいいお家です。。
室内にはガウディさんがデザインした椅子の展示もあります。やはり曲線が特徴的でキレイですよね。
外にはオブジェの展示も。
このあたりでそろそろ戻らないマズい時間になりましたので、後ろ髪を引かれる思いでグエル公園を後にしました。
アクセス方法ですが、私は Trav de Dalt のバス亭から徒歩で坂道をあがってグエル公園に入りました。滞在していたホテルがヒルトン・バルセロナでしたので、バスを使うのが一番便利で Maria Cristina から一本でバスの乗車時間が約20分で徒歩に10分の片道約30分でした。
バルセロナに行ってからガウディさんに陶酔してしまった訳ですが、このグエル公園に来るまでは実はそこまでガウディさんに関心があったわけではありませんでした。想定外のインパクトを受けたグエル公園訪問の後日、サグラダ・ファミリアに行くのですが、もうそこで完全にやられてしまい、それ以降、もうガウディさんを崇拝しています。
帰国してから読んだのですが、惜しむらくは先に以下の本を読んでおけばよかったということです。ガウディさんに関連する名所を回る方には先に読まれておくことをお勧めします。
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