第2の人生の構築ログ

自分の好きなことをやりつつ、インカムもしっかりと。実現していく過程での記録など。読書、IT系、旅行、お金に関係する話などの話題。

FIRE (Financial Independence, Retire Early) ではなく、FIRA60 (Financial Independence, Retire Around 60) かなと

プロフィール覧に以下の記載をしています。(2022/05/15 現在)

FIRA60 (Financial Independence, Retire Around 60) の実現を目指します。

FIRE (Financial Independece, Retire Early) という言葉はだいぶ日本でも広まり(逆にもうブームとしては下がり目?)、私自身も経済的な自立を早いタイミングで確立して、会社員という立場を離れて自由に生きていきたいと思っていたものでした。FIRE というキーワード自体は新しいかもしれませんが、「ヤンリタ論」(若くしてのリタイヤ)など、その考え方は大分前からあったものだと思います。

その思いは今も変わりありませんが、俗に言われる FIRE と私の望んでいるものとはちょっと異なるのではないか?と思っていました。そしてたまたま本屋さんで以下の本に出会い、

そうだ、私が目指しているのは、FIRA60 (Financial Independence, Retire Around 60) だったのだと、思い当たりました。私にとっては60歳はまだ先の話ではありますが、時間の流れなんてあっという間です。考え方自体は早くから身につけておいた方がよいと思いますので、若い方々にも上記の本はオススメです。

FIRE は考え方としてアリだとは思いますが、手段が目的になってしまうと本末転倒です。

「ヤンリタ論」や「FIREムーブメント」の底流にあるのが、仕事を「早く辞めたい」という思考だということです。

...(略)...

しかし、「早く辞めたい」ということは、よっぼど「イヤな仕事」をしているのだということです。 実は、重要なのは早く辞めることでなく、「イヤな仕事」を「イヤじゃない仕事」に変えることなのです。充分なスキルを積んでから、慎重に転職するのであれば、それはオススメの一手です。

60歳までに「お金の自由」を手に入れる!

「早くリタイアすること」自体が私の目的ではないのです。

イヤなじゃない仕事か好きな仕事をして社会貢献と社会参加をしながら、60歳くらいまでは働いて、「お金が貯まって財力はついたが、気力と体力に自信がなくなった。そうなったら、その時点で辞める」というのが理想的な生き方だと思うのです。

全くもって同意なのです。。 まず、私が会社員という立場でやっている仕事自体は幸いに嫌いな仕事でもなく、まぁいつもニコニコ仕事できる訳ではありませんが(イヤなこともあります。。)、好きなことを仕事としてやっており、おそらく会社員を辞めたとしても同じようなことをやっているのでは?と思えます。

そう、仕事自体から離れたい訳ではないんですね。ただ、会社という組織体の中でいろいろな考え、思いがありますから、自分の思っている通りに全ての事が進むことはありません。それは当然の話です。自分の思いと会社の思いがうまくバランスとれているのであれば、会社にいて働き続けて全く問題ありません。

そういった中で、精神的な支え、余裕があると、会社で何か不愉快なことがあったとしても、何とかやっていけるはずです。その支え、余裕は「経済的基盤」、まぁ要はお金ですね、が最も大きいと思います。「辞めようと思えば、いつでも辞められる」、これがあるのとないのでは全く違います。

「盤石の経済的基盤」を構築してしまえば、この「Exit Option」を持てます。これが重要なことなのです。 「Exit Option」を持った上で、あえて働くのです。なぜなら、「イヤじゃない」から。

残念ながらまだ私には「盤石」のものが完成しきれていません。。まぁ、それを手に入れるための努力は続けていますが、まだ時間はかかりそうです。

早く完成させて、

「60歳を過ぎたら、『お金のため、生活のために、仕方なく働く』ということを回避しましょう!」

ということを実現できるようにしておこうと思います。
逆に言いますと、そうでなければ(ご飯を食べるためだけに働いている状態でないのであれば)、ずっと働いていたいですね。。

あと、お金の部分で注意しないといけないのが、

「早くお金持ちになる」ではなく「お金持ちであり続ける」

の違いをしっかり認識しておくのは重要ではないかと思います。人生100年時代と言われますが、死ぬまでにいくら必要なのかなんて正確な数字はわかりません。結果としてのお金自体を用意するのではなく、お金が増え続ける仕組みを用意しておくことが必要なのではないかと思います。

自分自身を資本(人的無形資産)として働くことは最重要ですが、やはりしっかりと資産運用(有形資産)できる知識とノウハウは早くから身につけておくに超したことはないと思います。私自身の反省としては、自身への投信を最優先(お金だけでなく時間も)し、資産運用に手を付け始めたのは大分遅くなってからというところでした。学校教育でも「資産形成」、「金融教育」が始まると聞いています。もっと早くやるべきだったとは思いますが、若い頃からこのあたりの情報に触れておくはとてもよいことだと思います。

マイナンバーカードをようやく発行+ポイント付与率25%のマイナポイントも予約まで [07/15:追記]

f:id:dr_taka_n:20200713192543p:plain:w500

重たい腰をあげてようやくマイナンバーカードを発行しました。

マイナンバーカードでできること

契機となったのは、特別定額給付金の申請でオンライン申請が行えるという話でした。
大分古い情報ではありますが、日経新聞の 2019/4/17 の記事ででていた以下の内容が頭に残っており、今後はマイナンバーカードを持っておいた方が何かと便利そうだ、という思いが元々あったため、特別定額給付金の話がでてきた時に早速申請を行っていたところでした。

www.nikkei.com

f:id:dr_taka_n:20200713182414p:plain

現在どこまで何ができるのでしょうか。

otona-life.com

www.kojinbango-card.go.jp

健康保険証としての利用、確定申告の提出で e-Tax が使えるのは便利そうですね。

と、直近うれしいのが、マイナンバーカードの申し込みをした時には知らなかったのですが、総務省が進める ポイント付与率25% (上限5,000円) というとんでもない還元率が適用されるキャッシュレス決済サービスのポイント還元サービス「マイナポイント」が9月から始まりますが、このサービスを利用するにもマイナンバーカードが必要です。

PayPay、Kyash といったキャッシュレス決済サービスと紐つけることで、各サービスのポイントとして還元されるものになります。やらない理由はないですね。。。

マイナポイント事業は、マイナポイントの活用により、 消費の活性化、マイナンバーカードの普及促進、官民キャッシュレス決済基盤の構築を目的とする事業です。 なお、制度の詳細については、今後変更になる可能性があります。適宜本ホームページで公表します。

mynumbercard.point.soumu.go.jp

マイナンバーカードの取得

マイナンバーカードの取得にあたっては大きく2つのステップがあります。

  1. 申請 (スマホでサクッと可能)
    マイナンバーカード交付申請 – マイナンバーカード総合サイト
  2. 受け取り (交付通知受領後、予約して役所に取りにいかないといけません)
    マイナンバーカードの受け取り – マイナンバーカード総合サイト

交付まで約1ヶ月ほどかかると記載されておりますが、時期、タイミングがタイミングだったため(お役所の方々は大変だったのでしょう・・・)、まず、申請して交付通知を受領するまでに私の場合は約2ヶ月かかりました。その後、受け取りを行うために役所に取りに行く必要があるのですが、平日はなかなか厳しいので、日曜日を指定して受領日の予約をしたのですが、これがなかなか近い日程をおさえられず、結局 4/21 に申請を行い、マイナンバーカードを手に入れられたのが先日の日曜日の 7/12 (2ヶ月半かかっていますね)となりました。

時間はかかりましたが、やることはそんなに難しいことはありません。1. の申請は幾つか申請方法がありますが、スマホで申請すればアプリを使って申請をしながら写真も一緒に撮れる流れとなります(取った写真はマイナンバーカードにのります)ので、サクッといけます。(上記のリンク先の記載に従っていけます)

2.の受け取りは予約制となります。私の場合は予約の時間に行って約30分ほどで発行してもらえました。受け取りは対面で行われますが、写真に対する顔認証が行われます。うっかりして写真を撮った時はやしていなかった髭を蓄えながら出向いてしまったのですが、(結構写真と違うのですが)機器による顔認証を問題なくパスしました(ダメな時は担当の方が目で確認して問題なければOKということでした)。

当初の目的でありました特別定額給付金の申請には全く間に合いませんでしたが、、、 そうこうしているうちにちょうど「マイナポイント」の申請の時期に入っていたので、ちょうどよいタイミングで手に入れることができました。

マイナポイントを利用するためのマイナポイントの予約と申請

「マイナポイント」を利用するにはマイナンバーカードを入手した後、1) 「マイナポイントの予約」(「マイキーID」の取得)、2) 「マイナポイントの申請」という2つのステップを踏む必要があります。

1) はちょうど受け取りにいった役所の窓口で「マイナポイント」の予約までを行う窓口が用意されていましたので、そこで済ませてしまいました。(そこでやらなくても、これも自分でスマホでサクッとできるはずです) 「予約」という言葉が何とも判然としない感じがするのですが、この手続きで「マイキーID」というものが取得されているようです。

「マイナポイント」アプリでマイナンバーカードを使用して利用者マイページにログインして確認してみると、ちゃんと「マイキーID」が発行されていることが確認できます。

f:id:dr_taka_n:20200713225544p:plain:w300

2) の申請は実際に利用するキャッシュレス決済をマイナンバーと紐つける作業となるのですが、これ一度紐つけると後から変えることはできないようです。

www.nikkei.com

だが、買い物やチャージでポイントが付く制度のスタートはあくまで9月から。本来は消費増税対策で始まったキャッシュレス決済に対する2~5%還元が6月末に終わったあと、7~8月はオリンピックによる消費浮揚効果が見込めるため、おもむろに9月に"出動"するスケジュール感だった。

それがコロナ禍でマイナンバーに対する関心が高まったうえ、オリンピックも延期になり経済産業省がやっていたキャッシュレス・消費者還元事業から直接バトンを渡される形になり熱視線を集めてしまった格好だ。キャッシュレス決済業者の前のめりは無理もないが、消費者としては本来のスタート時期、9月までは慌てないのが正しい。マイナポイントは予算上、上限があることは確かだがそれほど簡単に枠が尽きるとも考えにくいからだ。

マイナポイント、お得は寝て待て 申し込みは慌てずに  :日本経済新聞

上記にもあるように、もう少し様子を見てから、実際に紐つけるキャッシュレス決済を決めようと思います。

しかし、一応「マイナポイント」は予算上、上限があるんですね。。

4000万人の予約枠は簡単には埋まらない

ポイント付与の予算枠2000億円を5000円で割った先着枠は4000万人。公式サイトには「予約者数が予算上限に達した場合、マイナポイントの予約を締め切る可能性がある」と書かれており、総務省も「40,000,001人目は残念ながら……」と明言する。

マイナポイント、お得は寝て待て 申し込みは慌てずに  :日本経済新聞

40,000,001人目は流石に悲しいので、9月入ったら、すぐに使えるようにしておきたいと思います。 また、1人5,000円が上限ですが、1人当たりで、子供だと利用できないというような話もありません。折角の機会ですので、子供のマイナンバーカードの取得も行っておこうと思います。。

www.lifehacker.jp

【2020/07/15】追記: マイナポイントの上限について

2020/07/15 日付けの朝日新聞の紙面に「マイナポイント 115万人分申請」という記事が高市早苗総務省の記者会見の内容とともに出ていました。その記事の中で、申込の上限についても書かれており、

国の予算は4千万人分で、申込数が上限に達すると申請を締め切る。総務省は「年内に申し込めば間に合う見込みだ」としている。

ということでした。「申請数」と言っていますので、「予約」の数ではなく、実際にキャッシュレス決済サービスとの紐つけを行う数の上限っぽいですね。

Kyash Card 届きました〜ポイント還元率が下がる前に Kyash Card Lite から切り替えます

いろいろなキャッシュレス決済方法があり、私も幾つか使い分けていますが、そのうちの1つの Kyash のカードの切り替えを行うことにしました。 これまで使っていたものは、現在 Kyash Card Lite という名称になっており、新規に Kyash Card を申し込み、先日その実体のカードが届きました。Kyash Card のデザインには3種類あり、Navy にしました。(今申し込むと6月上旬の発送となるようです) スマートなデザインですね。

f:id:dr_taka_n:20200429102537j:plain:w300

現在 Kyash のカードには3つのタイプがあり、今回新たに発行した Kyash Card、これまで利用していた Kyash Card Lite、Kyash Card Virtual になります。

発行に900円かかり(最初だけで年会費などはありません)ますので、わざわざ切り替えなくてもと思っていたのですが、

  • Kyash Card Lite のポイント還元率が 1% から 0.5% に変更 (5/1から)。Kyash Card は 1% のまま。
    (昔は2%だったんですよね。。)
  • Kyash Card が IC チップ搭載、Visa タッチ決済にも対応。

の部分に反応して、切り替えることにしました。

3タイプのカードの違いは、以下のページの下の方、「KyashのVisaカードのラインナップ」に比較表があります。

kyash.co

小口と言いますか、ちょっとした買い物だけで使っていますので、そうそう機会はないのですが、以前ちょい大きな買い物の時に Lite は限度額が低くて使えない時があったので、決済限度額の違いもうれしいです。

どこで Kyash を使うのか

ちなみに、どこで Kyash を使っているかですが、私の場合は、

  • QUICPAY+ のメインカードとして
    • Google Pay の QUICPay のメインカードとして設定しています。コンビニ、その他お店にて還元率のいいキャッシュレス決済方法を利用していますが、QUICPay はクレジットカードが使えるお店ではだいたい使えますので、Suica などの交通系に次いで利用できる場所が多い決済方法かなと感じています。
    • クレジットカードから Kyash Card へのチャージでクレジットカード側に1%、QUICPay を使用した際のメインカードの Kyash Card で1%、最低でも2%のポイント還元がえられます。(キャッシュレスのポイント還元が行われるお店では当然その分のポイント還元も)
  • Amazon の支払など
    • ポイント還元のメリットは上記と同じです。普通に直接クレジットカードを使うより、一度 Kyash を経由させることで+1%になりますので、Kyash が使えるところでは Kyash を使った方がお得です。
    • 一度ギフト券を購入して利用することで細かいですが、効率的にポイントゲットできます。。
  • Suica のチャージ
    • 一昔前は Suica へのチャージでも Kyash 側にポイントがついていましたが、今はつきません。
    • Kyash 経由で Suica にチャージすることで、Kyash にチャージする際のクレジットカードには普通に1%つきますので、最低でも1%のポイント還元が得られます。

となります。

アプリを有効化

カードはカードでそのまま使えますが、Kyash アプリと QUICPay+ の利用カードの変更も行っておきます。

まずは Kyash アプリです。[アカウント]->[Kyash Card の有効化] で Kyash Card をアプリで有効にしておきます。

f:id:dr_taka_n:20200429104009p:plain:w300

有効化実施後の画面です。カード情報が Kyash Card に切り替わっています。

f:id:dr_taka_n:20200429110835p:plain:w300

うっかりしていたのが QUICPay+ の切り替えでした。カードの画像からもわかるように以前の Kyash Card Lite の設定のままになっています。[支払い]のメニューから「+ お支払い方法」で Kyash Card の情報を追加しておきます。

f:id:dr_taka_n:20200429111135p:plain:w300 f:id:dr_taka_n:20200429111455p:plain:w300

あまりやらない作業ですので、備忘のため、作業のスクリーンショットだけはっておきます。

f:id:dr_taka_n:20200429111650p:plain:w300 f:id:dr_taka_n:20200429111732p:plain:w300 f:id:dr_taka_n:20200429111811p:plain:w300 f:id:dr_taka_n:20200429111837p:plain:w300

QUICPay のメインカードとして設定されました。これで QUICPay でも Kyash Card が利用されることになりました。

f:id:dr_taka_n:20200429112057p:plain:w300 f:id:dr_taka_n:20200429112137p:plain:w300

ポイント還元率が変わる(5/1以降)ギリギリのところで、 Kyash Card Lite から Kyash Card に切り替えることができました。

2019年度確定申告の提出

f:id:dr_taka_n:20200406214023p:plain

2019年度の確定申告は新型コロナの感染拡大を受けて申告期限が3月16日から4月16日まで延期されていましたが、更に遅れても受け付けるとのアナウンスがありました。

www.nikkei.com

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて申告期限が16日まで延長された確定申告について、国税庁は6日、新型コロナの影響などで期限内に申告ができなかった場合、期限を区切らずに柔軟に申告書を受け付けると発表した。

確定申告、期限区切らず柔軟に対応 4月16日以降も:日本経済新聞

過去4回、例年2月中には提出を終えていたのですが、今年はちょっと期限が延びていたため、油断をしてしまい、流石にこのままでは期限を過ぎてしまうかもしれないと不安になり、先日3月末に慌てて提出を行ったところでした。

メインの仕事は会社員となりますので年末調整があるのですが、私が確定申告を行う理由は以下2点です。

  • ふるさと納税を行っており、多くの自治体(6カ所以上)に寄付を行った
  • 1年間で高額の医療費(10万円以上)を支払った(申告者本人だけでなく、生計を一緒にしている家族全員分です。) or 薬局で薬を多く購入(1万2000円以上)した

1年に一度のイベントですので、1年前の記憶を元に国税庁の【確定申告書等作成コーナー】-作成コーナーの画面だけで申告書を埋めるのは心許なく、5年目の今年も特集記事を見ながら必要項目を埋めました。(この目的だけでダイヤモンドZAi(ザイ) の3月号は5年分持っています。。)

例年アップデートがありますので、それを確認する意味でも特集記事を読みながらやるのはよいことなのかなと思います。 今年のアップデート(変更点)は、源泉徴収票の添付が不要となった点です。

添付は不要ですが、申告書の作成時に源泉徴収票の情報は必要となりますので、作成時にはこれまで通り用意しておく必要があります。

申告書の作成に関しては、昨年やったこととほぼ同じでしたので、昨年書いた記事を以下に貼り付けておきます。(自分で書いた記事ですが、この記事のおかげで若干自信のなかった記載も確認することができました。)

www.morelife.work

ただ、今年はこれまでと違うことを1点だけ行っています。

初めて郵送で提出することにしました。

確定申告は現在3種類の提出方法があります。1) 持参・郵送、2) e-Tax マイナバーカード方式、3) e-Tax ID・パスワード方式。 私はずっと1)の持参でやっていました。理由としては、持参の場合、提出するときに必要項目の記載、必要提出物のチェックを窓口でやってくれるんですね。このチェックをやってもらえば、安心して提出を終えられるからです。慣れていない方にはお勧めです。とても親切に教えてくださいます。

5年目の今年は流石に提出物に関する漏れ等はないだろう、というのと、この新型コロナの状況から税務署まで足を運ぶことによるリスクは取りたくない、ということから郵送を選択しました。

提出は対面配達、追跡サービスもあるレターパックプラス(520円)を近所のローソンで使いました。無事到着も確認できてからかれこれ1週間たちました。昨年は提出から1ヶ月経たずに還付金がきたのですが、今年はどうでしょう。

働き方についてちょっと考えてみて、自分の目指しているものは"FIRE"なのかと

このブログのタイトルは「第2の人生の構築ログ」となっていて、元々このような名前にしたのは、「リタイア後の人生」を「第2」、「リタイヤ」を 一般的な「定年」と定義し、定年後の人生を楽しく送るためのことを今から考えておこうという意図があります。 まだ大分先は長いのですが、「定年」後、可能であれば早期「リタイヤ」し、自分の好きなことをしながら生活できる環境を早めに築きあげよう、という目標があります。連休の中日、改めてこのことについて考えてみました。

タイトルにしておきながら何ですが、最近はそもそも「リタイヤ」、「定年」を意識する必要があるのだろうか?と思っています。

結論と言いますか、思うところとしては、「リタイヤ」、「定年」という概念には日本の終身雇用制度における60歳定年という考え方がありますが、この考え方は早く捨ててしまった方がよいのではないかと。やることはいろいろですが、人生に定年はなく、下手に終身雇用制度ベースの60歳(or 65歳)定年で線を引いて、ここまでは働いて(会社に勤めて)、ここからは年金でノンビリ暮らしましょうなんてプランを描くことは、非常にリスクがあり、かつ、とてももったいない人生プランなのではないでしょうか。まだバリバリ元気な40代、50代にその後の生活のために苦行に耐える時間を送る必要がある、というとがあるとすると、そんな人生は残念でしかたありません。

私は今40代ですが、さすがに30代の頃に比べると体力が落ちており、瞬発力も落ちた気がします。一方で、これまで培ってきた経験があり、大半のことはこれまでの経験データベースのインデックスを使い短時間でまっとうな回答を導きせ出せるようになっており、この能力は若い頃にはそこまで高くなかったものです。40代、50代はまだまだこの能力は伸びるでしょうし、使えると思っています。まだわかりませんが、さすがに60歳以降になると全体的に落ちる部分が多くなり、何かとキツくなっていくでしょう。その年齢でできることを敢えて制限し、定年(60歳 or 65歳)まで自分の望まないことをする、望まない環境に身を置くことはやってはいけないことだと思います。

これは幸運だったと思うのですが、私自身は「普通のサラリーマン」になったのは一般の人々より遅かったのですが、それまでやっていたことが継続できない状況になった時にこれから何をしよう?と考えながらぶらぶらしていたアメリカでインターネットに遭遇し、これからこれだ!ということでICTの業界に入ってきました。そう、自分でやりたいことが偶然見つけられたので今 Daywork で行っている仕事自体は自分の好きなことで楽しくやっています。

ただ、会社というものは大きな組織です。方向性、ベクトルが自分の思っているものと外れてくることもあったり、ICTの中身はまだまだ進化しており、デファクトが数年で変わることもあります。外部環境の大きな波に逆らって動くことは得策ではなく、大きな流れは常に読んでおく必要があります。

また、人口ボーナスがあって何も考えなくても経済のうまく回っている国(一昔前の日本もそうですよね)はよいのですが、その「外部環境」を自分のいる業界だけで考えておいてはダメで、少子高齢化が進む日本の社会構造というものも考えておく必要があると思っています。

今、目の前で起きている変化の本質とは、古き日本型雇用の崩壊と、その代案の不在です。

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

上記の一文は「転職の思考法」の「はじめに」の一文です。高度経済成長期に組み上げられた日本の終身雇用制度は今の時代に合わない、続けていてはイケナイことで、これはまともな経営者であればわかっていることだと思います。無理に続けたところでこのグローバル化した社会で更なる日本の競争力の低下を招いてしまうことは明らかです。
タブーだったこの点にちょっと前に豊田の社長が触れ、話題にもなっていました。

business.nikkei.com

「転職の思考法」はポジティブな転職思考を勧めており、よくありがちなブツ切り自己啓発本という感じはなく、小説スタイルで書かれており、転職自体を目的として読む本ではなく、自分自身の仕事、自分にあった仕事を考えていく上でもよいヒントの入った良書ではないかなと思いました。自分の価値をどう高めていくのか、自分をどこに置いておくのがよいのか(ポジショニング)、一度立ち止まって考えてみる価値のある内容だと思います。

「これからの時代にどんなやつが強いかわかるか? それは個人として『ラベル』を持っているやつだ。『ラベル』とは、自分だけのキャッチコピーのようなものだ。組織が、個人を守ってくれる時代は終わった。いつ会社から放り出されるかわからない。そのときにひとつでもいいから個人としての『ラベル』を持っていないと、君は完全なコモディティになる」

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

自己ブランディングというやつですね。組織、社会に頼るばかりではなくなく、個々人、自分のレベルアップをはかり、個で勝負できる状態に常に自分をブラッシュアップしておきたいすね。これは現実的な方向性で私自身も異論もなく、その通りだと思います。

一方で、最近聞かれるようになってきたキーワードで "FIRE" という言葉/ムーブメントがあります。

FIRE (Financial Independence, Retire Early:経済的に独立して早期退職)

昔からある若いうちに大成功して後は稼いだ大金で悠々自適にくらしましょう、ということなのかな?と最初捉えてしまいましたが、このムーブメントにはそれとはちょっと異なっており、ポイントは「経済的な独立」であって仕事をしない訳ではありません。日々の生活にかかるお金をある程度担保した上で、組織から自由になって好きな仕事をするということです。

「人生の主導権を握るのが究極の目標。あと数年のうちに、完全にお金から自由になるつもり」

...

「FIRE」運動の「リタイヤ(引退)」とは仕事を辞めて悠々自適の暮らしをすることではなく(これだと数千万円の貯金ではまったく足りません)、日々のお金を心配することなく、会社や組織から自由になって好きな仕事をすることです。

働き方2.0vs4.0 不条理な会社人生から自由になれる

働き方2.0vs4.0 不条理な会社人生から自由になれる

働き方2.0vs4.0 不条理な会社人生から自由になれる

この働き方なのかな、と思っています。その時々にしかできない、その時にしか体験できない価値のあることは確実に存在し、そのできない理由を「定年」後の生活のため、としたくありません。また、せっかくの一度きりの人生ですので、ストレスのない環境で楽しく仕事をしていたいものです。

このように考えてみて、今後も FIRE を目指し、可能な限り早く実現できるよう少しピッチをあげていきたいと改めて思った連休中日でした。 (正直少し焦りも感じてきました。急がなければ。)

「デジタル・ゴールド--ビットコイン、その知られざる物語」を読む

1年3ヶ月ぶりにビットコインが1万ドル回復ということで久しぶりにメディアを賑わしています。個人的には投資(投機)対象としては見ていないのですが、実際にやってみないとわからないこともありますので、少額ですが、ビットコイン、アルトコインと言われるイーサリアム、リップルなどを保持しています。

ブロックチェーンの仕組みに興味があり、2年ほど前に「ブロックチェーン・レボリューション」を読了した時には、読書メモに「これはきた!これから数年自分の追いかける技術はこれだと思った。インターネットが変わる、そして、社会が変わる。」と熱く残していました。

ブロックチェーン・レボリューション ――ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか

ブロックチェーン・レボリューション ――ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか

この本は若干堅いところもあるのですが、ニューヨークタイムズの記者である著者(ナサニエル・ポッパーさん)が、2009年から2014年にかけて世界中のビットコイン関係者に直接取材を行い、その真相について掘り下げたルポタージュである「デジタル・ゴールド--ビットコイン、その知られざる物語」は読みやすく、なかなか興味深い物語です。

デジタル・ゴールド──ビットコイン、その知られざる物語

デジタル・ゴールド──ビットコイン、その知られざる物語

ビットコインの誕生とそれが世の中に認識されるまでの物語です。記録に基づく実話なのですが、確かに事実は小説より奇なり、だなと思ってしまいました。。小説として読んでも楽しめるでしょうし、何故ビットコインが必要とされたのか、貨幣とは何なのか、インターネットの登場に匹敵するインパクトを持つ革命と言われる理由がわかってくる物語でもあります。

(2019年1月に読了となっている本で、大分前に読んだつもりだったのですが、実は意外に最近読んだ本だったのだと勝手に驚いています。。)

ビットコインはその仕組みを支えるブロックチェーンというシステムの部分が注目されますが、確かにそれはそれであるのですが、元々は思想的、イデオロギーに支えられていたものだったと思います。それを実現するための手段として産まれたのがブロックチェーンと。

ビットコインの世界の初期の参加者であるハル・フィニーさんがサトシ・ナカモトのメーリングリストにおけるビットコインの説明で最初に感銘を受けたのは以下のポイントでした。

ビットコインはどこかの管理主体に身元情報を提供しなくても保有や取引ができる点だ。

ハルさんには金銭的なものへの頓着はなかった言われており、以下のような投稿もされていたようです。

「僕らが今ここでしているのは、広い意味では"ビッグブラザー"を過去のものにするという目標に沿った活動だ。」

オーウェルさんの「1984年」のビックブラザーですね。

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

また、当時のビットコインのサイトに書かれた内容は、以下のような政治的理由も書かれていました。

独裁的な中央銀行の不公平な通貨政策をはじめ、通貨供給を中央集権的権力に握られることから生じるさまざまなリスクから身を守ろう。ビットコイン・システムの通貨供給の拡大には制限がかかっており、しかも金融エリートに独占されることなく、(CPUの性能に応じて)ネットワーク中に均等に分配される。

サトシ・ナカモト自身もビットコインを、

ユーザが中央権力機関に頼らずにすむ「信用不在のシステム」

と謳っています。

今のビットコインの位置づけを考えると、この頃の思想が全て純粋に残っているものであるとは思えませんが、ビットコインの立ち上げの背景にあったイデオロギー、政治的な部分を知るとまた見方が変わってきます。この物語で描かれているのは2014年までです。

さて、今後ビットコインはどのように使われていくのでしょうか。個人的には、決済手段としての普及に関してはダウトです。いろいろな立場の人たちがビットコインを資産として捉えているのではないかと考えています。金と同様に世界中どこでも入手でき、貯蔵できるデジタル資産としてです。

私自身本職はシステム側の人間ですので、ブロックチェーンの仕組み自体にも非常に興味があります。単一障害点のない水平分散型のシステムでP2Pのシステムというとこはもちろん興味深いのですが、そのシステムの成功を支えている「市場原理」の概念というものをサービス(システム)のスキームに取り込んだアーキテクチャに特に惹かれました。

システムですので、欠陥というものは出てきます。また、運用上のシステム欠陥というものもあるでしょう。それをついて誰かが暴利をむさぼることができるかもしれません。過去ビットコインの仕組みの中でもそういうものが発見され、かなりヤバイ状況もありましたが、破綻することなく、これまで世の中から消えることなく、「信頼された」システムとして生き残っています。それは、サトシが概念として入れていた「市場原理」に依ります。

アルトフォルツがこのバグを攻撃しなかったことは奇跡に近い。ただシステムにもそうしたふるまいを促すインセンティブがあった。アルトフォルツも、ラースローが先鞭をつけたGPUでの採掘をしており、システムへの信頼が揺らげば保有するコインが無価値になるとわかっていた。想定どおり市場原理が働いたわけだ。

結局、欠陥をついて不正を行った場合、最終的にはシステム自体の信頼が揺らぎ自分達にも不利益が被られるということですので、敢えてわざわざそういうことをしないというストッパーが自然に働くんですね。

またサトシ・ナカモトがネットワークに組み込んだインセンティブは、またしてもネットワークの参加者に目先の個人的利益より共通の善を優先するよう促すという期待通りの効果を発揮した。

ビットコイン、それを支えるブロックチェーンの生みの親、サトシ・ナカモトさんが誰なのか未だにわかっていません。2010/12/12 にフォーラムに残した最後の投稿から姿を消しています。2009年に運用が開始されてから10年、ビットコインは成長を続けています。創始者がわからないという不思議な状態でも信頼のあるシステムとして成長を続けるビットコインのプラットフォーム。今後どのように使われていくのか、世の中の変えていくものとなるのか、現在進行中の出来事に参加できていることを幸せに思います。。

老後資金2千万円不足問題は何が問題?

金融庁が公開した「金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」」の報告書が炎上してしまっていますが、正直私にはこの報告書の何が悪いのかわかりません。。

www.fsa.go.jp

前提を置いた上で、ある一定の生活を老後におくるとしたら、その生活費に対して年金だけではこれだけ不足するので、自助努力しましょう、というお話です。1つのシミュレーションとしては実際の数値が出ており、とても参考になる情報で老後に備えて何をすべきか、勉強になります。
貯める話だけでなく、老後の生活の出費を減らすこともできるはずで、この報告書のデータを元にいろいろ考えてみるいい機会を与えられたと思っています。

麻生さんはこの金融庁の報告書の受け取りを拒否しました。私としては、「前提が甘すぎる、こんな金額で済むわけねぇだろう」ということで受け取りを拒否したと思っていたのですが、公式には以下の内容だったようです。

世間に著しい不安と誤解を与えており、これまでの政府の政策スタンスとも異なりますので、正式な報告書としては受け取らない

そもそも、この2千万円はどこから出てきた数字なのでしょうか。

しかし、収入も年金給付に移行するなどで減少しているため、高齢夫婦無職世帯の平均的な姿で見ると、毎月の赤字額は約5万円となっている。この毎月の赤字額は自身が保有する金融資産より補填することとなる。

...(snip)...

収入と支出の差である不足額約5万円が毎月発生する場合には、20 年で約 1,300 万円、30 年で約 2,000 万円の取崩しが必要になる。

(PDF) 金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」

上記の資料にも抜粋されている、「資料2 厚生労働省提出資料」の以下の情報がベースになっているようです。 「高齢夫婦無職世帯の収入・支出」で実収入が 209,198円/月、実支出が 263,718円/月となっており、ここから「高齢夫婦無職世帯の実収入と実支出との差は、月5.5万円程度となっている。」としています。

f:id:dr_taka_n:20190616075744p:plain

www.fsa.go.jp

ベースとなるデータの参照元は同じであるはずの東洋経済の記事では以下のように表現しています。

60歳くらいからの老夫婦の生活費を毎月25万円だとすると、年間300万円である。

...(snip)...

標準的なサラリーマン夫婦は65歳から毎月22万円の公的年金を受け取れるから、老後資金の不足額は毎月3万円である。

32年間にわたって毎月3万円ずつ老後試算を取り崩すとして、葬儀費用を含めて65歳時点で必要な資金は1500万円程度であろう。 少子高齢化によって年金支給額は少しずつ減っていくと思われるから、少し余裕を見て2000万円としておこう。

週刊東洋経済 2019年6/15号 [雑誌](50歳からのお金の教科書)

週刊東洋経済 2019年6/15号 [雑誌](50歳からのお金の教科書)

ちなみにこの試算って、持ち家あり、という前提なんですよね。

以下は、「2013年の総務省の住宅・土地統計調査」のデータで大分古いのですが、持ち家率は全国平均で61.7%と。

最下位の東京都は45.8%と全国平均の61.7%を大きく下回った。

持ち家率、東京都は全国最低(Tokyo Data)  :日本経済新聞

そう、都心部では賃貸が多いと思いますので、個人的には、期待する生活水準によっては、2000万円と聞いた時にはそれでも足りないのでは?と思ってしまいました。

野党さんもなんかいつものメンバが賑わしていますが、一部の野党さんの主張を見ていると、ホントに報告書をちゃんと読んでいるのか疑ってしまいます。読んでいるとしたら、ツッコミ場所が違う気がするからです。

選挙が近いためのこの騒ぎだと思っていますが、個人的には、このような報告書をベースに、現実をキチンと見つめ、年金のありかたを与野党で建設的に議論してもらいたいと思います。世界でも日本の少子高齢化のスピードは際立っています。もう待った無しだと思っています。くれぐれも政争の具として本件を扱って貴重な時間とリソースを浪費しないでいただきたい。

20代だけでなく、30代、40代の人たちがなかなかお金を使えないのは、漠然とした将来(老後)への不安がある訳で、それをグレーな状態にしていては、いつまでたっても消費は活発にならないと思います。
幸か不幸か大きくメディアも取り上げ、多くの人が認識した今回の報告書がこの漠然とした不安の霧を晴らしていくためのきっかけになってくれることを祈ります。

Google Pixel 3 XL への機種変更 電子マネー移行編 (モバイルSuica/Kyash/QUICPay/楽天Edy)

機種変更をしました。Galaxy Note8 から Google Pixel 3 XL への切り替えです。

前回の機種変時には10年近く使っていた iPhone から Android 端末への切り替えという大きなイベントとなりました。それなりに困ることもあるだろう、と思っていたのですが、拍子抜けなくらいスンナリと Android 端末への環境移行が行え、その後も便利に使っておりました。今回の機種変更も継続してAndroid端末です。

最初にAndroidに替えた当時も、本当は Pixel のような端末がよかったのですが、当時の日本での発売はなく、Galaxy を使っていました。Pixel 3 からお待ちかねの Felica 付きでの日本発売です。少し出遅れましたが、今回、ようやく手にできた感じです。
ハードウェアスペックなど、そこまでのデバイスへの拘りは無いのですが、Pixel の何がよいかというと、とにかくシンプルなところです。Google 燻製と言ったら、元々 Nexus という端末がありました。Android標準機能の搭載のみで余計な部品がついてこない Nexus、とても気に入っていたのですが、製造は中止され、Pixel へと移っていました。

store.google.com

切り替えたばっかりで、使用感などはまだ何とも言えないところですが、Note8 と比べても明らかに軽快で、サクサクと動作してくれるのでうれしい限りです。

とりあえず、直ぐに使うことになる電子マネー関連の移行は先に行っておきましたので、この記事では切り替え作業のところを備忘録で残しておきます。

私の場合は旧機種(Galaxy Note8)では Google Pay で QUICPay、モバイルSuica、楽天Edy を使っており、QUICPay のメインカードとしては、Kyash を使っています。 まずこれらを新機種でも使えるようにしておきます。

前提としては、

  • Android 端末から Android 端末への機種変更
    旧機種は手元にあります。機種変時にそのまま引き渡す場合には、手放す前に旧機種で行っておくべきことは先に実施しておく必要があります。
  • 電話番号の変更はなし

となります。

Kyash

QUICPay のメインカードとなる Kyash。機種変更の作業はとても楽です。

  • 旧機種の端末の Kyash アプリでログアウトをします。
  • 新しい端末の Kyash アプリで「ログイン」します。

support.kyash.co

スンナリです。

モバイルSuica

Google Pay の中にモバイルSuicaを加えて利用していますが、移行はモバイル Suica アプリで行います。

f:id:dr_taka_n:20190602153125p:plain:w100

旧機種での作業

いろいろあってちょっと混乱しますが、「Suicaパスワード」を入力し、「モバイルSuicaログイン」を行います。

f:id:dr_taka_n:20190602153715j:plain:w300

ログイン後、「その他」の「会員メニュー」へ進みます。

f:id:dr_taka_n:20190602154004j:plain:w300 f:id:dr_taka_n:20190602154044j:plain:w300

更に「会員メニュー」と入っていきます。

f:id:dr_taka_n:20190602154226j:plain:w300

目的地の「携帯情報端末の機種変更」へ進みます。

f:id:dr_taka_n:20190602154354j:plain:w300

「機種変更する」で旧機種での作業を完了します。これタップするとこの端末ではモバイルSuicaは使えなくなります。

f:id:dr_taka_n:20190602154455j:plain:w300

完了です。

f:id:dr_taka_n:20190602154810j:plain:w300

新機種での作業

旧機種の時と同様に、モバイルSuicaアプリを起動し、「モバイルSuicaログイン」を行います。

f:id:dr_taka_n:20190602155213p:plain:w300

「更新する」で先に進め、その後の画面はちょっと紛らわしいメニューですが、「初期設定する」で進みます。

f:id:dr_taka_n:20190602155339p:plain:w300 f:id:dr_taka_n:20190602155430p:plain:w300

「実行する」で移行を実行します。

f:id:dr_taka_n:20190602155646p:plain:w300

完了です。金額も問題なく移行できたようです。

f:id:dr_taka_n:20190602155832p:plain:w300 f:id:dr_taka_n:20190602155907p:plain:w300

さて、モバイルSuicaの世界での移行は終わりましたので、Google Pay にモバイル Suica を追加します。この作業は Google Pay アプリで行います。

以下のように一覧から Suica を選んで追加するのですが、ここでの注意点としては、強調している部分、「既存の Suica を有効にします」が表示されていることを確認してください。これが表示されていない場合は、先程移行を終えたモバイルSuicaを Google Pay が認識していませんので、そのまま進めると"新規"追加となってしまいます。

f:id:dr_taka_n:20190602161234p:plain:w300 f:id:dr_taka_n:20190604062614p:plain:w300

めでたく Google Pay にも組み込まれました。

f:id:dr_taka_n:20190602161536p:plain:w300

Edy のお引っ越し

Edyアプリではスクリーンショットがとれないので、文言だけになります。

大きな流れとしては、古い機種で「残高を預ける」を行い、機種変更後の機種で「残高を受け取る」という処理を行います。楽天ID経由で預けと受け取りを行いますので、楽天IDが必要です。 楽天 Edy アプリで作業します。

旧機種での作業

まずは、古い機種での作業です。

メニューに「機種変更の手続き」というメニューがあります。ここをタップします。
「機種変更の手続き」画面に「残高を預ける」「残高を受け取る」のボタンがありますので、「残高を預ける」をタップします。 「おサイフケータイに機種変更」と「非おサイフケータイに機種変更」の2つのボタンがありますので、「おサイフケータイに機種変更」をタップします。 現在保持している金額とおサイフケータイに対応した機種への機種変更であるかどうかの最終確認が入り、問題なければそのまま「残高を預ける」ボタンをタップします。 楽天IDのカウント、パスワードで認証します。処理が行われ、特に問題なければこれで完了です。

新機種での作業

次に、新しい機種での作業です。

作業自体は先程の預ける作業と同じ手順で、「受け取る」を行うだけです。
「機種変更の手続き」画面に「残高を預ける」「残高を受け取る」のボタンがありますので、「残高を受け取る」をタップします。 「楽天IDで受け取る」と「楽天ID以外で受け取る」が選択肢にあります。「楽天IDで受け取る」で受け取ります。 金額の確認画面がでますので、確認後「残高を受け取る」をタップします。 ポイント受け取りの選択がこの後入りますが、基本は以上でお引っ越し終了です。

Edy の Google Pay に追加しておきます。(実はこれ上記の作業の前にやっておりました。なので、残額ゼロです。作業の順番はどちらからでも。)

f:id:dr_taka_n:20190604062831p:plain:w300 f:id:dr_taka_n:20190604062837p:plain:w300 f:id:dr_taka_n:20190604062842p:plain:w300

以上になります。モバイルSuicaが若干手数が多いですが、全てスンナリと移行できました。

Kyash で投げ銭してもらう (個人間送金)

このブログで何度か取り上げたことのある Kyash で投げ銭をしてもう方法を書いておきます。

kyash.co

少額からできるコストのかからない支払手段(収益化手段)

Web のコンテンツを収益化する手段として、手軽に使える少額からのコストのかからない支払手段があるのであれば、コンテンツとは関係のない、ページの読み込みを遅延させる広告を過度に貼り付ける必要もなくなってくると思います。

そこで期待しているのは仮想通貨です。ただ、現状では幾つかの課題もあります。メジャーな仮想通貨であるビットコインでは、現状では送金/支払コストがそこまで安い訳ではありません。また、決済処理には現在のアルゴリムズではフィージビリティ、パフォーマンスの観点で問題があります。ですが、今後はアルトコイン含めて最適解を探しながら更によいものになっていくのではないかと楽観しています。

一方で、キャッシュレスというキーワードの元、国をあげてキャッシュレス化の普及活動が盛んになってきている今日この頃ですが、既存の仕組み、インフラを使って手軽で少額からのコストのかからない(利用者目線では。。)支払手段も出てきています。

ここで紹介するのは、そのうちの1つ Kyash です。

Kyash で気軽に投げ銭してもらう方法

送金先の情報を QR コードで出力できますので、その QR コードを Web サイトなど(当然紙でもOK)にはっておけば、送金者はそのコードを Kyash アプリでスキャンし、そのまま普通に Kyash の機能を利用して送金処理を行えば、送金/支払完了です。
この場合、送金元、送金先、両者が Kyash のアカウントを持っている必要がありますが、手軽に使える少額からのコストのかからない支払手段として使えます。

QR の作成方法ですが、Kyash のアプリを起動し、[アカウント]のメニューを開きます。[QRコード]という項目がありますので、タップします。

f:id:dr_taka_n:20190324214257p:plain:w300

真ん中にQRコードが表示されている画面が開きます。これは Android の場合ですが、iOS でも同様のことができると思います。ここでは、上部にあるダウンロード、でQRコードのファイルをダウンロードします。共有のメニューで直接クラウドストレージなどにダウンロードしてもいいでしょう。

f:id:dr_taka_n:20190324214704p:plain:w300

以下がダウンロードしたqrcode.png です。この QR コードに送金先の情報が入っています。

f:id:dr_taka_n:20190324213334p:plain:w300
Kyash QR

例えば、Kyash アプリの送金機能を使って送金する場合、以下のような手順になるでしょう。「送金」をタップし、

f:id:dr_taka_n:20190324215135p:plain:w300

「相手を選ぶ」をタップします。「QRカメラ」をタップし、QRを読み込むカメラを起動し、上記の QR コードを読み込んでみてください。

f:id:dr_taka_n:20190324215311p:plain:w300 f:id:dr_taka_n:20190324215818p:plain:w300

相手先に名前が入りました。この宛先に送金されることになります。

f:id:dr_taka_n:20190324220107p:plain:w300

10円入れてみます。

f:id:dr_taka_n:20190324220157p:plain:w300

この金額は当然いくらでも(Kyashとしての上限はあります)構いませんので、1円でもいいんです。スバラシイのは、この後確認画面に進み、送金を行うことで、10円が送金者、受取人のどちらにも手数料がかかることなく送金されるという事実です。しかもリアルタイムに。
(上記の宛先にホントに送金しないでください。。もし、誤って送金されましても返金できませんので、ご了承ください。)

この記事では「投げ銭」という言葉を使いましたが、例えば、10円ですとか、1円でも、気持ちだけちょっとだけ寄付したい、というような時、その送金手数料に100円、200円使うなんてバカげています。気持ちはあっても誰も「投げ銭」してくれないでしょう。送金手数料がかからないのであれば、Web サイトでの寄付なども集め易いのではないかと思います。

さらに、もう1つ。QR コードは便利なのですが、難点はスマフォのブラウザでこの QR コードを表示したときです。カメラで読み込むことができません。。そこで、OS が用意してくれている URL スキームを使って Kyash を直接起動します。

Kyash QR

スマフォでこの記事を見ている方は上の QR コードをタップしてみてください。Kyash アプリが起動し、送金先の情報が既に入っていると思います。 HTML のコードは以下の通りとなっており、kyash:...の URL スキームのアドレスにある最後の番号(自分の宛先)は、QR コードリーダなどで QR コードを直接読み取ったデータの中で確認できます。(他に確認する方法がありましたら、教えてください。。)

<a href="kyash://qr/u/5676561844310079455"><img src="http://storage-test.designrecipe.jp/qrcode.png" alt="Kyash QR" style="width: 200px; height: 200px;"></a>

2018年度確定申告 国税還付金振込通知書受領

2018年の通算4度目の確定申告も特に修正もなく、国税還付金振込通知書が届きました。

www.morelife.work

www.morelife.work

申告通りの満額還付でした。ふるさと納税分は国税(所得税)からの還付分は今回の分に含まれますが、残りの住民税からの還付は6月以降反映され、軽減されるはずです。

f:id:dr_taka_n:20190317122844p:plain:w300

例年2月末(今年は2/24)に申告書を出して、だいたいこの時期に1ヶ月たたないくらいで還付の振込通知がきていますね。

やりきる人、村上世彰氏の「生涯投資家」を読む

ゴーンさんが保釈されましたね。あんな変装をして、スズキの「エブリイ」に乗ったのは想定外でした。

なぜゴーンさんの話からかと言いますと、ガイアの夜明けで日産の現在の情報を確認しようと思ったところ、途中から村上さんが登場するではありませんか。。まったく予想していなかったのですが、うれしい誤算で楽しませてもらいました。

txbiz.tv-tokyo.co.jp

村上さんってホント一貫している方ですよね。村上さんを知ったのは「物言う投資家」とメディアに取り上げられていた2006年村上ファンド事件の前だったと記憶しています。メディアの取り上げ方に恣意的なところを感じ、ネガティブな印象を植えつけようとしているような報道のされ方だったと感じていました。当時は企業経営、経済、投資などにはあまり興味はなかったのですが、悪玉的な扱いで報道される村上さんを見ながら何故か悪い人には思えず、逆に惹かれる人だなぁと思っていました。

2017年6月に出版された生涯投資家を読んで何となくその意味が分かった気がします。熱い人だが本質的には真面目で謙虚な人、ただし、不器用、という当時感じていた村上さん像と大きく変わらなかったことが再確認できました。

生涯投資家 (文春e-book)

生涯投資家 (文春e-book)

(2017/07/09 読了)

はじめにの序文で投資について書いています。

そもそも投資とは何かという根本に立ち返ると、「将来的にリターンを生むであろうという期待をもとに、資金(資金に限らず、人的資源などもありうる)をある対象に入れること」であり、投資には必ず何らかのリスクが伴う。しかしながら投資案件の中には、リスクとリターンの関係が見合っていないものがある。それを探し、リターン>リスクとなる投資をするのが投資家だ。

私はこのリスクとリターンの関係を、「期待値」と呼んでいる。期待値が大きくないと、金銭的に投資する意味がない。そこを的確に判断できることが、優れた投資家の条件だ。

村上さんはご本人もそう言っているようにバリュー投資家です。保有している資産に対して時価総額が低い企業に投資するスタンスです。ガイアの夜明けで堀江さんも「村上さんに狙われているっていうことはアンダーバリューだっていうことですよ」と言っています。ちなみに、そういった話の中、ガイアの夜明けでは最後に日産を村上さんにつなげてきました。PTSではそのタイミングで日産の株価がいきなり吹き上がったそうです。。

改めて、さらに声を大にして言いたい、「コーポレート・ガバナンスと、その浸透による資金循環の促進」こそが経済成長を促す策だ、と。

これは昔から、何度も繰り返し述べられていますね。

資金は血液と同じだ。流れを滞らせたままでは、身体は健康ではいられない。血流を滞らせる最大の原因となっている日本企業の経営陣は、自分たちの行いが子孫にどのような悪影響を及ぼすことになるのか、よくよく考えていただきたいと思う。

そう、お金と血液は滞らせたらダメなんですよね。

会社は誰のものか?村上さんは一貫しています。

とても堅苦しそうなタイトルにも感じられますが、とても読み易く、メディアで見ていた若かりし頃の村上さんが何を考えて行動していたのか、改めてその内面も知ることができ、とても有益な本となりました。

村上さんの信念、やりきる力には感服します。まだ自分にもやれることがあって、自由なことをやる、やっていいのだと思わせてくれました。
人は環境になれ、落ち着いてくると、近視眼的になってくるものです。俯瞰的に見て、新たな道に進んでもいいのではないか、できないことなんてないんだ、と改めて思うことができました。

Kyash のリアルカードが届きました

確実に 3% (Kyash 2% + クレジットカード 1%) のキャッシュ(ポイント)バックがあるため、今年に入ってからの支払はほぼ Kyash 経由になっています。モバイルSuicaの対象外はちょっと痛かったですが、それでもクレジットカード分の 1% は残りますし、それを契機によく知らなかった QUICPay を使うことになり、日常のほぼ全ての支払で Kyash が絡む状態となっています。

そして、昨日、ようやく Kyashの リアルカードが届きました。。時間がかかるとは聞いていましたが、1/14日に申請していましたので、約1ヶ月と10日というところでした。

遅かったことで何か困ったかというと、実は何も困っていません。。Kyashにはカードが2種類あります。バーチャルカードとリアルカードです。バーチャルカードの方はすぐに利用可能ですので、先にバーチャルカードでKyashを使っており、それで事足りていましたので、問題なかったのです。

今回リアルカードが届いたので、リアルカードを有効にし(届いたら終わりではなく、自分でやっておく必要があります)、これまで使っていたバーチャルカードからリアルカードに切り替えます。

リアルカードとバーチャルカードの大きな違いはリアルカードの方は実体としてカードがあるので、普通に実店舗などでクレジットカード的に使える(ただし、ICチップはのっていないので、制限あり)のと、限度額の違いでしょうか。
リアル店舗での支払はほとんど Kyash をメインカードとして登録した QUICPay で行っていますので、実際の使い方はほとんど変わりません。。

リアルカードへの有効化の手順は以下の通りです。

support.kyash.co

忘れがちなのが既にバーチャルカードを使って支払先として登録してしまったサービスにおけるカード情報の変更です。 リアルカードを有効にした後はバーチャルカードは使えませんので、すべて切り替えておく必要があります。

2018年度確定申告やってきました〜申告書の作成方法など

今年から e-Tax でID・パスワード方式の導入があり、利用が手軽になったのと、スマホ版 e-Tax が利用可能となったりと申告の選択肢が増えています。が、今年も紙での提出を選択し、税務署に足を運んできました。

私の場合は八王子の税務署になるのですが、申告期間中に2度ほど日曜日も開けてくれます。本日朝一で提出してきました。8時30分から受付してくれるのですが、8時に税務署についた時には既に長蛇の列。。今年は相談窓口には行かずに、提出だけ行ってきました。提出時に一通り担当の方がチェックしてくれるので安心です。郵送、e-Taxでやっていない理由はこの安心感です。

そもそも普通の会社員が確定申告をやる必要性はあるのでしょうか。会社員の場合に年末調整を会社でやってくれますので、必要ないと思っている方もいます。会社員が確定申告を行う主なモチベーションは以下の項目になるかと思います。

  • ふるさと納税を行っており、多くの自治体(6カ所以上)に寄付を行った
  • 1年間で高額の医療費(10万円以上)を支払った(申告者本人だけでなく、生計を一緒にしている家族全員分です。) or 薬局で薬を多く購入(1万2000円以上)した
  • 年末調整での申告内容に漏れがあった

上記に当てはまる場合は少し手間がかかりますが、確定申告を行い、税金を戻してもらいましょう。以下のような記事も参考になるかと思います。

kobito-kabu.com

私の場合は今回4度目ですが、税金絡みは分かり難い、メンドクサイ、ということでホントはやった方がよかった年にスルーしていた時もありました。意を決して一度やってみると、思ったよりあっさりとやれることがわかり、それなりの還付金もあったので、もう辞められなくなっています。。

難しそうではあるのですが、雑誌等でやり方は丁寧に書いておりますし、税務署の方が親切に相談にのってくれます。腰が重い方はまずは一度税務署に足を運んでみて対面で聞いてみるといいかもしれません。何だこんなものなのか、と逆に拍子抜けすると思います。 返してもらえる還付金をきちんともらうことも重要ですが、会社員ですとあまり自分の払っている税金を意識しないかもしれません。払っている税金をちゃんと把握しておくことは必要なことかなと思っています。

ここでは申告書を提出するまでの作業、つまり、必要な書類の用意と作成の部分を記載しておきます。

事前に用意しておくもの

何を申告するのかに依ります。まず前提としまして、私の場合は、会社の年末調整で扶養親族の控除、生命保険料控除などは終えています。

申告するもの

  1. ふるさと納税
  2. 医療費控除
  3. 小規模企業共済等掛金控除(iDeCo)
    これ、確定申告で行う必要はなく、会社員であれば、年末調整で実施できるのものです。今回の私の場合は、初回の掛け金拠出が10月以降となっていたため、確定申告での申告になっています。

用意しておくもの

  • a) 源泉徴収票
  • b) (ふるさと納税) 各自治体からの寄付金受領書
  • c) (医療費控除) 医療費の領収書
  • d) (小規模企業共済等掛金控除) 掛金払込証明書 - 国民年金基金連合会からハガキで送れてきます

b)は寄付を行った自治体からの寄付金受領書の証明書が間違いなく手元にあるかを早目に確認しておいた方がよいです。今年はなかったのですが、例年、不足があったり(届いていないのか、紛失したのか)、名前の部分がうっかり妻の名前になっていたり(ふるさと納税の実行は妻が行っていますので。。)で、自治体から再度の取り寄せが発生するケースがあるためです。

この後作成する申告書を最終的にプリントアウトした際の最終ページに「添付書類の提出準備」という項目があり、今回の申請に必要な項目がリストアップされます。(これよいですね。)

f:id:dr_taka_n:20190224130758p:plain:w500

最終的には上記のものが必要です。

申告書を作成する

申告書は国税庁のページで必要な項目を入力していくと自動計算して、最終的な申告書のフォーマットに仕上げてくれてPDFファイルでダウンロード可能な仕組みを用意してくれています。税務署にはそのPDFをコピーした申告書を提出します。

【確定申告書等作成コーナー】-作成コーナートップ から申告書を作成します。

f:id:dr_taka_n:20190223164410p:plain:w400

私は紙で提出しますので、「印刷して書面提出する」になります。

f:id:dr_taka_n:20190223164639p:plain:w400

環境を確認します。ちなみに、私は macOS Mojave Chrome で普通に使えました。

f:id:dr_taka_n:20190223165154p:plain:w400

「所得税」を選びます。

f:id:dr_taka_n:20190223165307p:plain:w400

一番左側のものでは大方大丈夫だと思うのですが、フルフル利用できる真ん中のもので進めます。

f:id:dr_taka_n:20190223165438p:plain:w400

生年月日を入れ、チェックボックスにチェックを入れておきます。

f:id:dr_taka_n:20190223165635p:plain:w400

入力のメイン画面にたどり着きました。ここから各項目を入力しています。

f:id:dr_taka_n:20190223165720p:plain:w400

「給与」の入力

「所得金額」の「給与」から入力していきます。源泉徴収票に書かれている該当項目の値を入力していくことになりますので、手元に源泉徴収票を用意します。

f:id:dr_taka_n:20190223170011p:plain:w300

画面は割愛しますが、ポップアップされた画面に入力する必要のある値が源泉徴収票のどこに書かれているのか丁寧に書かれていますので、その記載通りに転記してきます。

必要な所得、控除を入力し、親画面に戻ってきたら(値がいろいろと反映されています)次へ進みます。

f:id:dr_taka_n:20190223172300p:plain:w400

実はこの後の「住民税等入力」の部分は、ふるさと納税などの他項目の入力を終えてからやるのが普通なのかもしれません。ただ、ここで先に入力しておいても全然問題ありませんでした。入力した情報を覚えておいてくれますので、最後の手間が省けます。

f:id:dr_taka_n:20190223172425p:plain:w400

えっ?と一瞬戸惑いますが、ここまでの手順の中で還付されるような入力は何もしていませんので、あたり前です。。とりあえずこのまま進めます。

f:id:dr_taka_n:20190223172552p:plain:w500

自分の情報を淡々と入れています。

f:id:dr_taka_n:20190223172747p:plain:w500

f:id:dr_taka_n:20190223173043p:plain:w500

f:id:dr_taka_n:20190224110702p:plain:w500

一旦「次に進む」としておき、これまでの入力内容を反映しておきます。 これで終わりではないのですので、再度入力のメイン画面へ戻ってこの後の作業を行っていきます。

f:id:dr_taka_n:20190223173533p:plain:w400

ふるさと納税

ふるさと納税は「寄付金控除」(16)という項目で行います。

f:id:dr_taka_n:20190223173657p:plain:w300

「入力する」をクリック。

f:id:dr_taka_n:20190223173848p:plain:w500

明細が多い場合は、明細を別添するということで対応が可能です。 寄付年月日は明細の最初日付としています。 以下のような記載としておき、「入力終了」とします。

f:id:dr_taka_n:20190223174441p:plain:w500

その別添は紙で用意します。ちゃんとしたテンプレートがある訳ではないようですので、必要そうな項目を寄付金受領書の中から書き出し、以下のような一覧にして、紙にプリントアウトして別添資料としました。

f:id:dr_taka_n:20190224111329p:plain:w500

画面は「次へ進む」で進めます。

f:id:dr_taka_n:20190223174817p:plain:w500

所得控除の金額が出ています。これは先程の寄付金額の金額から2,000円差し引いた金額ですね。

f:id:dr_taka_n:20190223174920p:plain:w400

ちなみに、ここまで入力した時点で「還付される税金」(48)に出ている金額が国税(所得税)からの還付金額です。この確定申告によって戻ってくるお金です。(ありがたや)
ふるさと納税の場合はこの所得税とあと住民税から還付されます。住民税の方は時間差があり、6月以降の納税額から軽減されます。

医療費控除

医療費が年間10万円以上かかった場合は医療費控除を行い、税金を戻してもらいましょう。 (確か)昨年からセルフメディケーション税制というものが導入されており、医療費に10万は使わないなぁという方でも薬局などで特定の薬を12,000円以上購入していると税が控除することができます。医療費控除 or セルフメディケーション税制のどちらかを選ぶ必要があります。私の場合は、医療費控除です。

また、夫婦共働きの場合には、収入の多い方で家族全ての医療費を申告しておいた方がよいです。(戻りが多くなる可能性が高いですので。)

医療費控除はそのまま項目名「医療費控除」(11)という項目で行います。

f:id:dr_taka_n:20190223180116p:plain:w300

f:id:dr_taka_n:20190223180822p:plain:w400

明細を1つづつ入力するのは大変ですので、ここでも明細は別途添付とします。 その明細の入力ですが、テンプレートがこのページで手に入ります。画面にある"「医療費控除の明細書」のダウンロードはこちら"のリンクから別途Excelファイルをダウンロードし、そのファイルに明細は入力しておき、紙にプリントアウトして別途添付とします。

領収書は昨年から申告書類につけなくてもよくなっています。ただ、5年間自分で保管しておく必要があります。

合計金額だけ A に入力し、「次へ進む」をクリックします。

f:id:dr_taka_n:20190223181534p:plain:w400

自動計算された結果が表示されます。ここでの確認はAの「支払った医療費」の入力が間違っていなかったよね、というところくらいでしょうか。

f:id:dr_taka_n:20190223181901p:plain:w400

これで医療費控除も終了です。

小規模企業共済等掛金控除 (iDeCoです)

これ、会社員であれば、年末調整で実施できるのですが、私の場合は、初回の掛け金拠出が10月以降となっていたため、確定申告での申告になっています。

f:id:dr_taka_n:20190223182824p:plain:w300

小規模企業共済等掛金控除証明書に書かれている金額をそのまま入力しておきます。

f:id:dr_taka_n:20190224132209p:plain:w500

これで小規模企業共済等掛金控除も完了です。

最終的に申告書のPDFをダウンロードし、プリントアウトし、その他の添付書類とともに税務署に提出します。

確定申告で添付する源泉徴収票は電子交付されたコピーでよいのか、それとも原本必須か?

2015年度から確定申告を始めて、今年は4年連続、通算4度目の確定申告です。普通の会社員ですが、始めたきっかけはふるさと納税と医療費控除です。

ふるさと納税はワンストップ特例を使えば、確定申告をしなくても済みますが、妻がいろいろと分散して寄付しているようですので、、確定申告が必要です。医療費控除は子供たちが歯の矯正をすることになったことがきっかけで始めました。大人になってからの矯正は控除対象にならないようですが、子供の矯正は控除対象となっていますので、もし医療費控除をやっていない方がいましたら、やっていた方が絶対良いです。結構な金額になりますからね。。 控除してもらえる分はしっかり控除してもらいましょう。

毎年少しづつ確定申告のやり方、内容が変わっていますので、情報のアップデートも兼ねて毎年この時期には特集記事のある雑誌を買っています。そのため、なぜか、ダイアモンド・ザイの3月号だけが4年分蓄積されています。。初めて確定申告を行ったときに参考にさせてもらい、それ以降も毎年参考にしています。

昔から(今でも)確定申告などで扱う文書は分かり難く感じられ、その仕組みもゴチャゴチャしていて、手を出したくない気持ち満載なのですが、とてもわかりやすく纏めてくれており、最低何をやればよいのかわかります。最初の頃はこれでも疑問がありましたので、提出する前に相談所に顔を出し、念のため担当の方に質問し、確認した上で提出しておりました。

さて、前置きがまた長くなりましたが、本題です。この確定申告、会社で行われた源泉徴収の源泉徴収票を添付する必要があります。実はコレ、公式の文書を見るとどこも"原本"をつけること、となっています。最近は電子交付されることが多いのではないでしょうか。配布されたPDFを眺めつつ、何が原本?なのかと考えてしまいます。また、マイナンバーの運用も始まっているので、ホントに原本必要なの?と思ってしまいます。

会社に頼むと源泉徴収票の"原本"は出してくれます。(社印などもなく、普通のコピーなのですが。。) 過去、一応、"原本"を出してもらい、それを添付書類として添えておりましたが、今回、うっかりしており、まだ依頼していないことに気づきました。

ふと思い、税務署に電話してみました。
「確定申告に添付する源泉徴収票ですが、"原本"でないいけないのでしょうか?電子交付されているファイルのコピーではいけないのでしょうか?」

答えは、あっさり「問題ありません。」との回答。 「最近は電子交付が多くなっており、PDFのコピーでもまったく問題ありません。」と。いいですね。。

ちなみに、会社で何名かに事情聴取を行ってみると、最近はみなさんコピーで通していたことが判明。

ネットで情報を確認していると、原本でないと不可という記載を多くみます。一方で、実績込みで原本不要、という記事も。

正式に税務署から問題ないとの回答を得ましたので、今年はコピーを提出してみることにします。

Kyash でモバイル Suica がキャッシュバック対象から外れる・・・

またKyashの話です。今回は残念なお話です。モバイルSuicaがキャッシュバック対象から外れることとなりました。

Kyashを使い始めたモチベーションの1つがモバイルSuicaのキャッシュバックでしたので、ちょっと、いや、かなりショックです。
(トータルで3%ついていたものが、Kyashの2%がなくなり、クレジットカードからKyashにチャージする際の1%のみとなります。1%あるだけでもうれしいことはうれしいですが。)

大人の事象なのかよくわかりませんが、凹んでいても仕方ありません。 交通機関は無理ですが、ショップなどで Suica を使うことを想定していたところは、QUICPay を使うことで代替えすることにしました。

モバイルは Android をメインで使っています。Google Pay で QUICPay の設定が行えますので、Kyashのカードをメインカードとして指定しておきます。設定はそれだけです。 f:id:dr_taka_n:20190206225645p:plain:w300

お店で「QUICPayで」(やっと慣れてきました)と伝えると特にオドロイた様子もなく(当たり前ですね)普通に処理してくれます。Kyashの残高から引き落とされます。

これまで QUICPay は一度も使ったこともなく、実はその存在すらよく理解していませんでしたが、QUICPay の使えるお店って結構多いんですね。Suicaで決済していた同じ機械でタクシーでも使えますし、 よく行く本屋さんでも使えました。コンビニはほぼどこでも使えますし。
意外と(失礼ですね・・・)使えます。これはうれしい誤算でした。